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毎月分配型の分配金がダメだという王道パターンの長期投資押し付け
今日はこちらの記事を取り上げたいと思います。
多くもらえば投信価格が下がる 残念な分配金
http://www.nikkei.com/money/features/68.aspx?g=DGXMZO7784632002102014000000
よくある毎月分配型の投資信託を批判する記事ですね。
「分配金」を銀行預金の「利息」と勘違いするという話です。
元本割れするリスク資産と
元本割れしない銀行預金は全く別のものです。
ここまではとても良い啓蒙だとは思うのですが、
その後の展開で毎月分配がダメという話につなげているのが良くないです。
この展開は、今まで散々聞いてきたよくある批判パターンなのですが、
改めてこういうのが毎月分配型の誤解を招くことになっているということで取り上げました。
特にここ。
（引用）「言い換えれば自分が投資したお金が引き出されたようなものです。」
リスク資産の話なのになぜか銀行預金を思わせるような表現を使ってしてしまっています。
投資の利益を確定することと、現金を引き出すことは意味が全く違います。
物凄くよくある誤解を招く手口です。
そしてこれがトドメ。
（引用）実際には「分配金が支払われる＝受益者が得する」ということではありません。
元本払戻金（特別分配金）は元本を取り崩しているだけなので、
利益ではありませんからそのことを指摘しているのは分かります。
嘘を言っている訳ではありませんね。
しかし、
分配金が支払われる＝受益者が得の場合もあるし得ではないこともある
が正しい表現です。
嘘を言っているわけではないのですが、
曖昧な表現は、誤解を与えてしまうものです。
何も得が無いと印象づけてしまいかねないです。
ちゃんと利益が出てる投資先へ投資していれば、
普通分配金で利益が得られるのですから。
そして次に
（引用）分配されるぶんも長期にわたって再投資していけば大きく増えるはずの資産が増やせなくなることになるのです。
投資効率の話になっています。
分配金を出さずに長期で投資を維持していていたほうが増えると。
単なる長期投資の押し付けです。
分配しないで長期投資していれば増えると誤解します。
元本保証されないリスク資産なのですから長期投資していても増えない可能性だってありますからね。
毎月分配型にはデメリットがあればメリットもあります。
専門家なら中立で表現してほしいものです。
この著者は行動ファイナンスを得意分野としているようですが、
それらを強調するのに毎月分配型は いいやり玉なのでしょう。
いかがでしたでしょうか？
毎月分配型がダメだと主張するときの大道パターンです。（＾＿＾；
こういうのが異常とも言える毎月分配型への批判がネット上で生むのです。
投資の専門家ならば、
正確に伝えて投資する人が自分で選択できるようにすることが望ましいはずです。
押し付けではなく、中立に話すようになってほしいものです。
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分配金を年金や生活費の足しにしている人たちは、この手の記事を読むと不安になると思います。やめてほしいですね。
毎月分配型が好きさんコメントありがとうございます。
そうですよね。
しっかり理解したうえで毎月分配型がいいと思って購入している人にとって余計な話です。
なぜ毎月分配型が人気なのか。
専門家の方にはもっと個人投資家の気持ちを考えてほしいものです。
まぁ専門家のほとんどは所得が高い人たちなので私達の気持ちが分からないのかもしれません。（＾＿＾；
あなた元野村證券じゃん。そんなに毎月分配型が悪い商品なら取り扱わないでもらいたし、野村證券も毎月分配型商品を作っちゃダメですよね～。
こーいちさんコメントありがとうございます。
ホントそうです。
肩書を使っておきながら批判する。
都合のいい人です。（＾＿＾；
元証券マンという人の中には勘違いした正義感を押し付ける人がいると思います。
そういうのを感じます。
毎月分配型の信者の方は何かと稚拙な理解、説明が多い気がしますね。
野村證券の社員だとしても一人の個人の考えや意見で思い通りの商品構成にはできないでしょう、それを批判するのは現実的ではないです。
まぁこの場合は、不満をぶつけているだけなので論理的解釈はどうでもいいかと。（＾＿＾；